2022/05/25 (水) 18:30

佐賀空港へのオスプレイ配備計画をめぐり、25日、空港周辺の自治会長会が九州防衛局を訪れ、住民を対象にした説明会を開くよう要望しました。

九州防衛局の伊藤哲也局長に要望したのは、佐賀市の南川副、西川副、中川副、大詫間の4校区の自治会長会です。
佐賀空港へのオスプレイ配備計画をめぐっては、焦点となっている公害防止協定の見直しに向けて県と防衛省、県有明海漁協による3者協議が行われています。
一方、防衛省は、「土地価格」などを算出するために予定地の測量や地質調査をしています。
自治会長会は、地元住民に対する説明会は2016年を最後に開かれておらず、測量や地質調査は「見切り着工である」として、早期の説明会実施を要望しました。

【南川副自治会長会 川崎直幸会長】
「結果を説明しても何も意味がない。地域住民には賛否両論あるし、賛成の方もいるし、反対の方もいる。我々自治会も市民の命と暮らしを守るという意味では、その辺りを説明してもらわないと」

自治会長会によりますと、伊藤局長は住民説明会は開くとしたものの、具体的な時期については、言及しなかったということです。