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「皆と仲が良い、明るい人だった」友人の事故死きっかけに白バイ隊員に【佐賀県】
2022/04/04 (月) 19:00
県内で奮闘する人を紹介する佐賀人十色。
重さ300キロのバイクを乗りこなし現場の最前線で取り締まりを行う若手白バイ隊員。「交通事故を1件でも減らしたい」と話す彼の特別な思いとは…。
【與田透麻さん】
「指導取り締まりを通じて交通違反の危険性について理解してもらおうと思う」
県警察本部交通機動隊の白バイ隊員、與田透麻さん22歳。
福岡県大牟田市出身で2021年の3月に隊員に選ばれ現在は白バイに乗って交通指導取り締まりなどをしています。
【與田透麻さん】
「取り締まり時には車内の様子、シートベルトをしているかしていないかや携帯電話をしている人がいないかなどを確認したり交通量の多い交差点では信号無視などの交通違反がないかなどを見ている」
與田さんについて指導役の隊員は…
【井手太亮 巡査部長】
「真面目で誠実な隊員。年齢もまだ若いし負けず嫌いなところをしっかり出してもらって努力を続ければ必ず素晴らしい白バイ隊員になると思うので期待している」
與田さんは、白バイ歴1年弱という若手ながら2021年の11月に行われたゴールまでの速さや正確さを競う県警の白バイ安全運転競技大会で一般隊員部門で優勝しています。
4月からは白バイ隊員の中でもより高度な技術が求められる「特別訓練員」に指名される予定です。そんな與田さんが白バイ隊員を目指したのにはある特別な理由がありました。
【與田透麻さん】
「県の警察学校に入校している時に地元の友人が交通事故で亡くなって警察官である自分がその時何かできることはないかなと考えたときに白バイ乗務に携わって最前線で交通取り締まりを行って悪質な交通違反を1件でも取り締まって悲惨な交通事故を減らしたいと思ったので志した」
事故が起きたのは2018年4月。
與田さんが警察学校に入学してすぐのことでした。
【與田透麻さん】
「亡くなった友人の知り合いから警察学校に連絡があってそれで事故を初めて知った。ついこの間まで会っていた友達が急に亡くなったというのは自分の思っていないことだったので悲しかった」
事故は車同士が出会い頭に衝突したもので後部座席に座っていた友人が犠牲になったといいます。
【與田透麻さん】
「信号機のない交差点で直進してきた車と友達が乗っていた車がぶつかって友人が外に飛び出してしまった」
事故で亡くなったのは大牟田市の会社員、奈須甚之介さん。
当時はまだ18歳でした。奈須さんとは小学校から高校まで同じ学校に通う幼馴染だったといいます。
【與田透麻さん】
「絵に描いたようなみんなと仲が良い、みんなの前に立ってやるような明るい人だった。心の中ではどこか信じられないというか。まだ年齢も18歳で成人も迎えていなくて今でも生きていれば楽しくお酒を飲んだり遊んだりできていたかなと思う」
初めは友人の死を受け入れられずずっと悲しい気持ちだったと話す與田さんですが次第に気持ちに変化があったといいます。
【與田透麻さん】
「警察学校で警察官について色々学んでいくうちに交通取り締まりといえば白バイの警察官だと自分で判断したので。いつまでも悲しんでいるわけにもいかないので自分が警察官という立場で何かできることと考えたときに自分がその経験があったからこそ強い気持ちで1件でも悲惨な事故を減らしたいと思ったので」
友をなくすというつらい経験をしたからこそ「1件でも事故を減らしたい」という強い気持ちを持って仕事に取り組んでいる與田さん。
今、白バイ隊員として働く中で思うこととこれからの目標について次のように話してくれました。
【與田透麻さん】
「中には心無いことを言われることもあるがそれでもやっぱり事故を減らすためには違反者の方に交通違反をすればどういう危険性があるのかということをわかってもらわないといけない。自分の取り締まりを通じて事故が1件でも減ればいいなというのとやっぱり白バイに憧れて警察官になりたいという人もいると思うのでそうやって憧れられるような存在になれたらいいなと思う」
重さ300キロのバイクを乗りこなし現場の最前線で取り締まりを行う若手白バイ隊員。「交通事故を1件でも減らしたい」と話す彼の特別な思いとは…。
【與田透麻さん】
「指導取り締まりを通じて交通違反の危険性について理解してもらおうと思う」
県警察本部交通機動隊の白バイ隊員、與田透麻さん22歳。
福岡県大牟田市出身で2021年の3月に隊員に選ばれ現在は白バイに乗って交通指導取り締まりなどをしています。
【與田透麻さん】
「取り締まり時には車内の様子、シートベルトをしているかしていないかや携帯電話をしている人がいないかなどを確認したり交通量の多い交差点では信号無視などの交通違反がないかなどを見ている」
與田さんについて指導役の隊員は…
【井手太亮 巡査部長】
「真面目で誠実な隊員。年齢もまだ若いし負けず嫌いなところをしっかり出してもらって努力を続ければ必ず素晴らしい白バイ隊員になると思うので期待している」
與田さんは、白バイ歴1年弱という若手ながら2021年の11月に行われたゴールまでの速さや正確さを競う県警の白バイ安全運転競技大会で一般隊員部門で優勝しています。
4月からは白バイ隊員の中でもより高度な技術が求められる「特別訓練員」に指名される予定です。そんな與田さんが白バイ隊員を目指したのにはある特別な理由がありました。
【與田透麻さん】
「県の警察学校に入校している時に地元の友人が交通事故で亡くなって警察官である自分がその時何かできることはないかなと考えたときに白バイ乗務に携わって最前線で交通取り締まりを行って悪質な交通違反を1件でも取り締まって悲惨な交通事故を減らしたいと思ったので志した」
事故が起きたのは2018年4月。
與田さんが警察学校に入学してすぐのことでした。
【與田透麻さん】
「亡くなった友人の知り合いから警察学校に連絡があってそれで事故を初めて知った。ついこの間まで会っていた友達が急に亡くなったというのは自分の思っていないことだったので悲しかった」
事故は車同士が出会い頭に衝突したもので後部座席に座っていた友人が犠牲になったといいます。
【與田透麻さん】
「信号機のない交差点で直進してきた車と友達が乗っていた車がぶつかって友人が外に飛び出してしまった」
事故で亡くなったのは大牟田市の会社員、奈須甚之介さん。
当時はまだ18歳でした。奈須さんとは小学校から高校まで同じ学校に通う幼馴染だったといいます。
【與田透麻さん】
「絵に描いたようなみんなと仲が良い、みんなの前に立ってやるような明るい人だった。心の中ではどこか信じられないというか。まだ年齢も18歳で成人も迎えていなくて今でも生きていれば楽しくお酒を飲んだり遊んだりできていたかなと思う」
初めは友人の死を受け入れられずずっと悲しい気持ちだったと話す與田さんですが次第に気持ちに変化があったといいます。
【與田透麻さん】
「警察学校で警察官について色々学んでいくうちに交通取り締まりといえば白バイの警察官だと自分で判断したので。いつまでも悲しんでいるわけにもいかないので自分が警察官という立場で何かできることと考えたときに自分がその経験があったからこそ強い気持ちで1件でも悲惨な事故を減らしたいと思ったので」
友をなくすというつらい経験をしたからこそ「1件でも事故を減らしたい」という強い気持ちを持って仕事に取り組んでいる與田さん。
今、白バイ隊員として働く中で思うこととこれからの目標について次のように話してくれました。
【與田透麻さん】
「中には心無いことを言われることもあるがそれでもやっぱり事故を減らすためには違反者の方に交通違反をすればどういう危険性があるのかということをわかってもらわないといけない。自分の取り締まりを通じて事故が1件でも減ればいいなというのとやっぱり白バイに憧れて警察官になりたいという人もいると思うのでそうやって憧れられるような存在になれたらいいなと思う」
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